火曜日, 7月 15, 2025
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【栃木県那須塩原市】「美しい湿原の保全」と「犬猫との共生」のため、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングを開始

豊かな自然と命を守る、那須塩原からのメッセージ。

クラウドファンディングを開始する2つのプロジェクト

那須塩原市は、新たな財源を確保し、地域の課題を解決するため、次の2つのプロジェクトのクラウドファンディングを開始しました。

国内最大級のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営する株式会社トラストバンクが提供する、ふるさと納税制度を通じてクラウドファンディング型で寄附を募る仕組みである「ガバメントクラウドファンディング®」を利用しています。

プロジェクト概要

プロジェクト①

日光国立公園・那須塩原の美しい湿原を、シカの食害から守るために

目標金額:1,000,000円

寄附受付URL:https://www.furusato-tax.jp/gcf/4220

プロジェクト②

「人と動物が安心して暮らせる街にしたい」 犬猫の避妊・去勢で共生を叶えるプロジェクト

目標金額:1,000,000円

寄附受付URL:https://www.furusato-tax.jp/gcf/4156

・募集期間 令和7年7月10日(木)から 令和7年10月7日(火)まで ※90日間

・返礼品、お礼の品はありません。

・本プロジェクトへの寄附は「ふるさと納税」として、控除上限額内の2,000円を超える部分が税控除の対象となります(那須塩原市民も対象となります)。


《プロジェクト① 日光国立公園・那須塩原の美しい湿原を、シカの食害から守るために》

那須塩原の美しい湿原を、シカの食害から守るために

プロジェクトの背景

那須塩原市の豊かな自然の象徴である美しい湿原の植物が、ニホンジカなどの動物による食害により激減しています。

生態系に深刻な影響を及ぼしているシカの群れ

特に「大沼園地」では、かつて一面に咲き誇っていたエゾミソハギをはじめ、クサレダマ、トキソウなど多くの貴重な植物の生息数が激減しており、貴重な湿原生態系の喪失が強く懸念されています。

かつて一面に咲き誇っていたエゾミソハギ(平成21年撮影)
姿を消したエゾミソハギ(令和5年撮影)

大沼園地周辺の散策路においても、シカの食害により林床の笹などの植物が失われ、裸地化(表土の露出)が進行し、森林景観が悪化しています。将来、降雨により露出した表土が流れ込み、湿原を埋めてしまうことも懸念されています。

かつての大沼園地散策路(平成30年撮影)
林床の植物が失われた大沼園地散策路(令和5年撮影)

解決に向けた具体的な取組

市が湿原の外周に「シカ侵入防止柵」を設置し、シカなどの野生動物の侵入を防ぎ、植物の生育を保護する取組を進めています。

この活動で重要な役割を担っているのは、塩原温泉ビジターセンターのパークコンダクター(ボランティア)の会員の皆様であり、柵の定期的な点検や修繕(ネットの破れ、支柱の傾きなど)を地道に行っています。

「シカ侵入防止柵」の効果を持続させるためには、適切な維持管理が不可欠であり、継続的な費用がかかります。

維持管理の様子(倒木処理)
維持管理の様子(落ち葉の堆積で傾いた柵の復旧)

寄付金の使い道

皆様からいただいたご寄付は、那須塩原の美しい湿原を守るため、次のような維持管理費用として大切に活用させていただきます。

・ボランティアが修繕する破損したネットや支柱などの補修に必要な材料費

・ボランティアが実施する点検や修繕に必要な道具などを購入するための費用

・ボランティアでは修繕が困難な場合のネットおよび支柱の修繕工事費

・湿原の植生回復をモニタリング調査するための費用

目標金額に達しなかった場合でも、ご支援いただいた寄付金は、本事業に全て充てさせていただきます。

また、目標金額以上のご寄付をいただいた場合は、市内の他の貴重な湿原の保全事業に充てるほか、生物多様性の保全と回復に資する環境関連事業(ネイチャーポジティブ事業)に充てさせていただきます。

《プロジェクト② 「人と動物が安心して暮らせる街にしたい」 犬猫の避妊・去勢で共生を叶えるプロジェクト》

犬猫の避妊・去勢で共生を叶えるプロジェクト

プロジェクトの背景

現在、那須塩原市では飼い主のいない猫の急増により、近隣住民とのトラブルが報告されています。

これまでの解決策として保護団体に引き取ってもらう方法が主流でしたが、保護できる頭数には限界があります。また、飼育放棄された犬が放浪犬化し、地域トラブルの原因となることもあります。

那須塩原市では、犬猫の避妊・去勢手術に対する助成金制度がありますが、現在は1年度当たり1世帯2頭までの制限があり、すべての飼い主のいない猫や犬に対し支援ができていない状況です。

TNRによる「地域猫」という共生のかたち

飼い主のいない猫に対し、TNR(Trap=捕獲すること、Neuter=不妊手術のこと、Return=猫を元の場所に戻す)を行うことで、「地域猫」として一代限りの命を全うさせる取り組みを応援します。

TNR成功の3原則は、「すぐやる」「全部やる」「続ける」です。少しでも漏れがあればあっという間に頭数が増えるため、その場にいる猫すべてに対し同時に避妊・去勢を行うことが重要です。

飼い主のいない猫
飼い主のいない子猫たち

放浪犬の発生を防ぐために~犬の避妊・去勢手術の推進~

また、放浪犬の発生を防ぐため、犬の避妊・去勢手術も推進します。

本事業は、無駄な繁殖の防止に加え、性ホルモン由来の病気の予防や攻撃的行動の抑制にもつながり、飼育崩壊の予防と人と動物が安心して共に暮らせる環境づくりにつながります。

人と動物が安心して共に暮らせる環境へ

寄付金の使い道

皆様からご支援いただいた寄付金は、全て「那須塩原市犬猫の避妊・去勢手術費助成金」における「犬」および「飼い主のいない猫」に対する助成金に充当させていただきます。

目標金額を下回った場合、上回った場合でも、いただいた寄付金はすべて本事業に活用いたします。


栃木県那須塩原市の概要

那須塩原市は、栃木県の北部に位置し、東京都から150km圏、宇都宮市からは約50kmの距離にあり、広大な那須野が原の北西一帯を占めています。

1,200年以上の歴史がある塩原温泉郷や、湯治の里として親しまれている板室温泉を有するほか、生乳産出額が全国2位、農業産出額全体が全国8位であるなど、首都圏からのアクセスが良いだけでなく大規模な酪農・農業地帯です。新鮮な食材は道の駅などで販売され、多くの観光客で賑わっています。

https://www.city.nasushiobara.tochigi.jp/

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